令和3年6月の毎週土曜日(6/5,6/12,6/19,6/26)に行われた、
オープンダイアローグ・カフェ連続講座
第2期「対話×即興ことはじめ」に参加していました。
今日はその講座の中でも特に印象的だった、
6/19に行われた講座について語りたいと思います。
講師の方は、
オープンダイアローグ ・オンライン研究会の連続講座でも講師を務められ、
「オープンダイアローグ・カフェ」主催、
オルタナティブ教室「声のアトリエ」を開校、日本語教師、Twinkle Kids親の会代表など、対話や教育に関する様々な活動をされている高本裕子さん(通称ちはやさん)
と、
「教育・福祉関係者向けのインプロワークショップや、経験の有無を問わない即興表現セッションなど、「即興」を遊ぶ/学ぶイベントを複数主催している。即興演劇、音楽、ダンスなど、「即興」と名の付くものすべてを愛してやまない」(こくちーずのプロフィールから引用)、
井谷信彦さん(通称、ひこさん)です。
第3回である6/19の回は、
『インプロ② お互いの「こえ」を受け止める』というタイトルで、
主に講師はひこさんが担当されました。
この日は、
2人1組になって、
「アジャジャ、オジャジャ」
という、
「言葉にならない言葉を使って」
何か物体を渡し合うというワークから始まりました。
僕は確か、
何かぬるっとした気持ちの悪いもの、
を渡した思うのですが(確か、グチャッというオノマトペを使って渡していました...)、
普段、
余りぬるっとして気持ちの悪いものを人に渡すことがないので、
新鮮な気持ちでした。
オンラインでの開催だったのでビデオ越しでしたが、
「アジャジャ、オジャジャ」
という言葉は不思議と感情を込めやすく、
参加者同士の間には自然と笑いが起こり、
とても和やかな雰囲気でワークは行われていきました。
そして僕が最も印象に残っているのは、
①電車の中で席に座っている人に対して、
その席を譲ってもらうおうとする場面
と、
②バンジージャンプを飛ぼうとして躊躇っている人と、
それを後押ししている人の場面を、
「アジャジャ、オジャジャ」
という言葉と、
身体の動きだけで表現するワークです。
①の電車の中で席に座っている人に対して、
その席を譲ってもらうおうとする場面のワークでは、
僕は何とかして席を譲ってもらおうとする人の役をしました。
僕はデモンストレーションの時に講師のひこさんを参考に、
お腹を痛めて苦しそうにしている人をアジャジャオジャジャと身体を使って表現したのですが、
その情けない姿が何となく愛おしくて、
弱い部分をさらけ出した情けない自分も、
何か、良いな、と、
ズームのビデオ画面越しに映った自分の姿を見ながら思いました。
②バンジージャンプを飛ぼうとして躊躇っている人と、
それを後押ししている人の場面では、
バンジージャンプを跳ぼうとして躊躇っている人を担当しました。
こちらの場面でも、
飛ぼう飛ぼうと思いながらも、
「こんな高い所から跳ぶなんて無理だよ」というジェスチャーを首を振りながら、
下の方の地面を指差しながら表現している自分の姿が、
やはり、
情けなくも愛おしかったです。
僕はワークをやりながら自分の姿を見いて、
ドリフのコントやチャップリンを思い出していました。
子どもの頃、
お笑いが好きで、
志村けんさんやドリフなどのコントをよく観ていて、
チャップリンも、
あのユーモアと反骨精神と優しさあふれる、
山高帽を被った紳士姿に憧れていました。
視力矯正の不具合を抱える中で、
忘れていた自分でもありました。
今回はオンラインでビデオの画面越しでの触れ合いでしたが、
リアルな場では、
もっと思い切り、
身体を使って参加者の皆さんと交流できるのになぁと思いました。
そして、
インプロを始め、
もっと役を演じたり、
身体を使って伸び伸びと表現したくなりました。
オープンダイアローグ は、
主に言葉を使った対話が行われていますが、
今回のインプロのように、
日常の役割や言葉から解放された状態でのコミュニケーションによって、
解決したり、
解消できる問題が、
もしかしたらたくさんあるのかもしれません。
日常の役割や言葉から解放されたら気持ち良いだろうな...
皆さんもたまには、
日常の役割や言葉から解放されて、
インプロや演劇など、
普段の自分とは違った自分を演じたり、
身体を使った表現をしてみてはいからがでしょうか?
今回は以上です。
最後までお読み下さり、
ありがとうございました。
死ぬ前にコントや演劇をやって、
思いっきり表現してみたいです!